子育てプレイ

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さわやかな朝を満喫する轟木。そこへ、寝坊した様子の小山田が二階から駆け下りてくる。急いでいるにも関わらず、「日付 が変わると気持ち悪い」と轟木が今月の家賃を手渡そうとしてきたり、昨夜、疲れて廊下で寝てしまったという山本を踏んづけたりとなかなか出掛けられない。

時計の音だけが聞こえている、真っ暗なリビングに「オギャー、オギャー」と大音量で響く赤ちゃんの声。電気が付くと、リビングには、おむつや粉ミルクが散乱。小山田・山本・轟木たちは、夜通し交代でミルクやおしめを替えていたのだった。

おむつやガラガラ、洗濯物が散らばっているリビング。育児書をめくりながら木彫りの仏像を赤ちゃんに見立て、お風呂の練習をしている轟木。心配そうに見守る山本。育児書通りにやろうとする轟木に「人生には参考書に書いていないことがいっぱいあるの！」と突っ込みを入れる小山田。

部屋に響くシャカシャカ・・・という音。轟木が両手でコンビニの袋を振りながら小山田に電話をしている。小山田は今日も遅くなるらしい。コンビニ袋の音は、胎内音に似て赤ちゃんを安心させると言う轟木の話に、感心しきりの山本。そこへ騒々しく帰宅する氷室ユウタが泣き出すが・・・

子育てグッズや洗濯物であふれている室内。小山田が山本と轟木に怒り出す。「おむつに着替えにおもちゃ。いつの間にこんな物が一杯になったんだ！」小山田のイメージは『セレブのモテモテ敏腕弁護士が暮らす高層マンション』だった。

休日の3人。小山田は出かけているらしい。氷室が自分の体を山本に触らせている「オレのカラダって冷たい！？」いいや、ユウタが熱を出していたのだ。慌てた3人はユウタを病院に連れていこうとするが、ユウタには保険証もないし、誰も父親とは証明できない。

午後の7時、いつものリビング。ジャンケンに負けてオムツを買いに行くことになった山本。「誰か変わって下さい！」と懇願するも、轟木に一括され、仕方なく買い物へ。残った轟木、氷室、小山田の３人は、一生懸命、体をひねっているユウタの動きに気が付いた。

昼間のリビング。優雅に和食料理を食べる轟木の横で、カップラーメンをすする山本。山本は轟木のマグロを狙うが、轟木は「料理は自分のためにしか作らない主義だ」と分けてはくれない。そこへ、ユウタを抱いて降りてくる氷室と小山田。

平日の夜。ベビーベッドからの映像。どうやらこれは寝ているユウタの見た目のようだ。山本がユウタにミルクを飲ませようと、のぞき込むようにほ乳瓶を近づける。しかし、なかなかユウタはミルクを飲まない。

夜、山本が帰ると、リビングにはネクタイを頭に巻き、発泡酒をあおる小山田の姿が。べろべろに酔っぱらい、山本の質問にもオナラで応えてくる小山田。突然、「女なんて、だいっきらいだー！」と泣き伏す。

リビングのソファで、小山田が疲れて座っていると、ハッピとパッチを付けた、轟木と山本、氷室が乱入。「今日は、一年に一度の父の日！」と、父の日名物“父祭り”を始める３人。祭り太鼓の乱れ打ちの中、“父”というポーズを繰りかえすハイテンションな３人。

いつになく、静寂なリビング。沢山の荷物に囲まれながら、ユウタを抱えている小山田を中心に座っている４人。
その静けさは、先週、この家に届いた一通の手紙のせいだった。「今度の日曜に、結太を迎えに行きます」と書かれた手紙。