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白い巨塔

引用元:TSUTAYA DISCAS

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ドラマ『白い巨塔』 の配信状況を調べてみました。

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などの悩みをお持ちでしたら本記事がお役に立つと思います。

『白い巨塔』 は2003年10月9日から2004年3月18日まで放送されたフジテレビジョン制作のテレビドラマで、俳優の唐沢寿明さん主演の作品です。

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作品紹介

タイトル 白い巨塔
あらすじ 山崎豊子原作のTVドラマ最新版第8巻。法廷での柳原の告白により裁判の状況が一変。事態が混沌とする中、以前から体調に異変のあった財前が病魔に冒されていることが発覚する。裁判の行方、そして財前の運命は…!?TSUTAYA DISCAS
キャスト 財前五郎:唐沢寿明
里見脩二:江口洋介
東貞蔵:石坂浩二
鵜飼良一:伊武雅刀
大河内清作:品川徹
今津昭二:山田明郷
葉山優夫:渡辺憲吉
柳原弘:伊藤英明
亀山君子:西田尚美
佃友博:片岡孝太郎
竹内雄太:佐々木蔵之介
菊川昇:沢村一樹
唐木豊一:平泉成
正木徹:潮哲也
東政子:高畑淳子
放送会社 フジテレビ系
制作会社 フジテレビジョン共同テレビジョン
話数 全21話
放送開始日
(放映日)
2003年10月9日
リンク 「白い巨塔」公式サイト
Wikipedia

『白い巨塔』の動画配信サイトでの配信状況を調べてみました。

本コンテンツは、私達が独自に調査・比較した内容を元に作成しております。広告主さまから出稿いただくこともありますが、ユーザーさまが「今すぐ視聴できる」ことをポリシーとして公平・公正に判断しランキング決定しております。
配信サービス 配信状況 料金
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ドラマ『白い巨塔』の話数別あらすじと無料動画

「白い巨塔」第1話のあらすじ

浪速大学病院の手術室では鶴川大阪府知事の食道がんの手術が始まろうとしていた。第一外科の金井講師(奥田達士)や佃医局長(片岡孝太郎)らが緊張し忙しく立ち働いている。見学室には、鵜飼医学部長(伊武雅刀)、東第一外科教授(石坂浩二)、則内病院長(田中主将)もそろった。だが、執刀医の財前五郎助教授(唐沢寿明)が現れない。オペの時間が始まろうとするその時、財前が登場した。あせる周囲を黙殺し、財前は、時計を一瞥、一気にメスを振るい始めた。神業のような財前の手並みは正確にして敏速を極めた。がんは食道だけではなく大動脈にまで浸潤していたが、財前はひるまずメスを進め、吹き出る血にも顔色一つ変えず腕を振るう。手術完了。4時間35分…驚異的な短さである。財前は見学室に一礼した。
そんなころ、里見第一内科助教授(江口洋介)は、鵜飼によって胃がんと診断された患者・小西みどりの症状に疑問を抱き始めていた。
鶴川知事の手術に対して記者会見が開かれた。責任者である東が説明しようとするが、記者は財前のコメントを求める。東は不快感を隠さず、財前の自信に満ちた解説を聞くのだった。
そのニュースを、財前の妻・杏子(若村麻由美)とその父で産婦人科の開業医・又一(西田敏行)が喜んで見ていた。又一は「五郎君の次期教授は間違いなしや。前祝をしようやないか」と興奮するのだった。
みどりの症状が気に掛かる里見は、鵜飼に診断を質す。里見は、鵜飼の見立てである胃がんだけではなく、膵臓がんを併発している可能性を指摘するが、鵜飼は「神経質すぎる」と取り合わない。
その夜、財前は、愛人のクラブママ・ケイ子(黒木瞳)のマンションを訪れた。医学部中退のケイ子は「目立ちすぎじゃないの」と揶揄しつつも、有能で逞しい財前に抱かれるのであった。
翌日、東教授の総回診が始まった。財前ら医局員を従え、外科病棟を回診するのだ。財前が、執刀した患者を前に自慢話を始めると、ほかの医局員を前に、東はピシャリと諌めた。さらに「昨日の手術は乱暴である。自分の腕に酩酊するな」と叱責するのだった。東は一年足らずで退官である。財前は加齢によっての嫉妬だと想像するが、教授選の実権を握る大物の一人ではあった。
家に帰った東は、一人娘の佐枝子(矢田亜希子)に、現役教授の間に結婚してくれ、と、弱音とも本音ともつかぬ愚痴をこぼす。だが、佐枝子は違う世界の人か、医学関係でも開業医がいい、と言う。東は語気を強め「開業医は医学の世界では負け犬だ」と決め付ける。そこへ、東の妻政子(高畑淳子)が怒って帰って来た。教授婦人会「くれない会」で恥をかかされたと言う。週刊誌に掲載された知事の手術会見の写真で財前ばかりが注目されている、今や「財前外科」ではないかなどと話題になったのだ。父をなじる母を見て、佐枝子は恥じ入るのであった。
財前は又一に呼ばれ料亭へ足を運んだ。又一は「ワシはあんたに教授になって欲しいんや。わしの果たせんかった夢、かなえてや。わしは財前ちゅう株に投資しとるんや」と、教授選支援の腹を固め高笑いするのだった。
そのころクラブ・アラジンでは、東と鵜飼が密会していた。東が「後任教授で悩んでいる」と切り出す。鵜飼は「財前の野心と言うが彼は切れる。うちの里見は理想が高いばかりで…」と煙に巻こうとする。だが、東は「理想は大いなる魂に宿り、野心は小さな魂に取り付く」と迫る。鵜飼は苦笑し「ならば、よそからいうことを聞く方を連れて来ればいいでしょう。ご自身への批判が嫌なら、教授会の票を操ればいい」と皮肉を交え指南する。
その席にケイ子が近づく。と同時に財前と又一が店に入って来た。ケイ子は二人を東、鵜飼のテーブルに案内した。又一は舞い上がって義理の息子の自慢を始める。その時、財前の携帯が鳴った。席を外し電話に出るとケイ子である。「東さん、あなたを教授にしたくないようよ。五郎ちゃんはおめでたいところがあるから注意してね。登りつめたいのならもっと陰険な用心深さを持って」と教授する。財前は、東に対して激しい怒りに襲われた。だが、席に戻った財前は何食わぬ顔で東を立てるのだった。
ある日、財前は時間を見て、岡山の老いた母に仕送りをした。それから電話をかけた。「教授になったらもう少し楽させてやれるから」。「そんなに頑張らなくてもいいんだよ」。「俺自身のためにやってるんだ」。会話を終えると、財前は「白い巨塔」を目指し歩を進めた。
里見に頼まれ、財前は小西みどりのMRIのデータに目を通していた。「間違いなく膵臓がんだ。さすが里見君」と財前。里見は「君が手術してくれるか」と頼む。財前も珍しい症例にファイトを燃やす。と、里見ががんの告知すらしていないのに、財前はみどりに「初期の胃がんと膵臓がん併発」と唐突に告知してしまう。里見は怒るが「僕の言葉でがんを受け入れ、手術する勇気を持った」と財前。「医者は神様じゃない。人間だ」と諭す里見。だが、財前は「青臭い議論より手術を急ぐのが先だ」と取り合わない。
ところが、後日、みどりの最初の診断が鵜飼医学部長による見落としであると知った財前は、「あとがうるさそうだ」とばかりに里見に手術を降りると言い放った。

「白い巨塔」1話の無料動画




「白い巨塔」第2話のあらすじ

浪速大医学部助教授の外科医・財前五郎(唐沢寿明)は、医局員の柳原(伊藤英明)の論文をチェックしていた。柳原は貧しい家庭の出身で、同様の生い立ちでありながら一流の腕を持つ財前にあこがれを抱いていると言う。財前は笑って柳原を見送るが、「一緒にするな」と言い捨てるのであった。そして、気になっていた膵臓がん患者・小西みどり(河合美智子)のMRI画像を見つめた。
財前は、小西の異常を見抜いた担当内科医の里見助教授(江口洋介)を訪ね、一度は断った小西の手術を執刀させろと申し出る。鵜飼医学部長(伊武雅刀)の診断見落としがからむので、教授選を控えいらぬ波風は立てたくないと先に断ったものの、初期膵臓がんの手術例は極めて少ない。外科医としての意欲と功名心が勝ったのだ。タイミングよく第一外科の東教授(石坂浩二)は出張に出掛ける。その時に緊急オペとして処理すれば、鵜飼にも東にも知られないですむと考えたのだ。
融通の利かない里見は隠れて手術をやることに猛反対したが、財前は「患者は君の玩具じゃない。僕も君と一緒で、彼女を助けたいんだ」と話を正当化し寄り切った。
小西の緊急オペが始まった。見学室から注目する里見。だが、東派の金井講師(奥田達士)は密室オペに賛同できないと手術室を出て行く。手際のいい見事な技術で、胃がんと、その裏に隠れていた小さな膵臓がんを処置し、手術は無事終了した。財前と里見は、互いの医者としての技術を素直に讃えあった。
そのころ、東は娘の佐枝子(矢田亜希子)を伴って、東京の外科学会パーティに出席していた。弟弟子の東都大・船尾教授(中原丈雄)が会長に就任したのだ。東の意図はその祝いだけでなく、自分の後任教授を財前ではなく、東都大の学閥から持って来ようと、船尾に相談することにあった。船尾は兄弟子の頼みであり、東都大の勢力拡大もにらんで引き受けることにした。
財前から小西の膵臓がん手術の話を聞いた舅の又一(西田敏行)は、財前の思慮の甘さをなじった。ルール無視の手術を知られた時、鵜飼はともかく東に弱みを握られることになると言うのだ。だが、財前は「専門が食道外科だけだと教授になった後行き詰る。引き出しを増やしておかないと」と説明する。「教授以後」と聞いた又一は、気をよくし、「しっかり、後始末しときなはれ。実弾や」と数百万の札束を積み上げるのだった。
財前は愛人であるクラブ・アラジンのママ・ケイ子(黒木瞳)のもとへ向かった。大手術が成功するとケイ子を抱きたくなるのだった。だが、女子医大中退で皮肉屋のケイ子は「内科医の方があなたよりお手柄ね」と茶化し、財前が怒るのをみて「あなたが怒ると退屈が吹っ飛ぶわ」と喜ぶのだった。そこで財前は、アラジン常連の鵜飼の好みや行動をケイ子から探るのだった。
翌朝、財前は妻の杏子(若村麻由美)を誘って、画廊に出かけた。そこには鵜飼部長が妻の典江(野川由美子)を伴って、すでに鑑賞中であった。財前は、ケイ子から聞き出した情報から、偶然を装った画廊での鵜飼との遭遇を画策したのだ。鵜飼と表向きの挨拶を済ませた財前は、鵜飼夫婦と杏子が帰った後、鵜飼好みの絵400万円相当を画廊店主に包ませるのだった。又一名義で鵜飼に贈ることを命じて。
そんな晩、一人になった財前は、家になった柿を送ってきた母・きぬ(池内淳子)に「うまかったよ、母ちゃん」と電話するのであった。「なにもかもうまくいっている」と。
財前が小西みどりを診察していると、夫が菓子折りを出す。財前は断るが「ただの饅頭です。気持ちです」とくどいので受け取ることにした。部屋に帰って開けると、本当に“ただの和菓子”であり財前苦笑。と、そこへ里見が入ってくる。里見は「鵜飼に本当のことを話そう」と言い出す。奇麗事を並べる里見に財前は「部長あたりの不興を買って地方に飛ばされでもすれば、君の大好きな研究だって出来なくなるんだ」と言い放つ。
財前が医局の人間たちとその菓子折りを広げていると、東が入って来た。東は菓子に目をやり、「患者からの付け届けを受け取るとは何事か。人格が優れてなければ医者とは言えん」と財前を叱責する。
そのころ、鵜飼の自宅では典江の誕生会が行われていた。出席者は、東の妻・政子(高畑淳子)や産婦人科教授葉山の妻・昭子(水野あや)ら医学部婦人会「くれない会」のメンバーである。そこには東の娘・佐枝子も里見の妻・美知代(水野真紀)も加わっていた。二人は、虚栄渦巻くその場になじめず、自然と目を合わせるのだった。
財前は鵜飼に呼び出され、アラジンに向かった。鵜飼は「あの絵はどういうつもりだね。お舅さんからで頂く筋ではない」と切り出す。その質問を予想していた財前は「いろいろとご指導願いたいとの挨拶であり、他意はない」と弁明する。鵜飼は答えを無視した様子で話を変えた。
「小西みどりの話だが」。財前は絶句した。「今朝、ご主人が挨拶に来てね」と、付け届けのあの菓子折りを取り出す。鵜飼のところにも持っていったのだ。財前はとっさに考えを巡らした。
「あ、あの患者は鵜飼教授のご指摘通り、膵臓がんでしたのでそのように手術し…いい勉強をさせていただきました」と見落としを手柄にすり替えた。鵜飼は菓子を食べながら、鵜飼のミスを胸に仕舞ったような風を装う財前にもう一発見舞った。
「東教授には話したのかね」
財前は答えに窮し…。

「白い巨塔」2話の無料動画




「白い巨塔」第3話のあらすじ

鵜飼医学部長(伊武雅刀)は、財前五郎(唐沢寿明)から贈られた油絵を「預かっておく」と微妙な言い回しで受け取り、その真意を明らかにすることはなかった。うろたえる財前が舅の又一(西田敏行)にそのことを報告すると、又一は「含みのあるいいセリフや」と笑い、財前をたしなめつつ地区医師会長の岩田(曾我廼家文童)を紹介した。岩田は鵜飼と浪速大の同期で、鵜飼の医学部長選の折、医師会をまとめ鵜飼部長実現に奔走したのだ。鵜飼にとっては面倒な恩人であった。岩田は、財前の教授選に関しても、医師会、ひいては自分の権益に繋がるとあって、財前の応援を約束した。
家に戻った鵜飼は典江(野川由美子)に「タダより高いものはない」と財前の絵を壁から外すように命じるが、典江は「教授にとってタダはタダ」と応じる気配もない。
そのころ、東の家には東都大の弟弟子・船尾教授(中原丈雄)から、頼んでおいた教授推薦者の履歴書が届いた。政子(高畑淳子)が、気に留める。東が次期教授問題を仄めかすと、政子も財前への不快感を表し東のやり方に賛成する。その俗悪なやりとりを聞いていた佐枝子(矢田亜希子)は「くれない会」で出会った清廉な里見の妻美知代(水野真紀)に電話し気を晴らす。
東は翌日、里見(江口洋介)を呼び出し、財前が執刀した膵臓がん手術のことを問い質した。緊急オペの必要がないのに功名心から東の留守中に手術したのではないか、というのだ。答えに窮した里見は「完璧な手術であり、多くに見学させるべきだった」といかようにも取れる返事をする。だが東はそれを「緊急性なし」と解釈、教授会で財前を査問するよう鵜飼医学部長に申し入れる。鵜飼は自分の見落としがからむことなので「分かった、一任してください」と答えるに留めるのだった。だが、これを「査問する」と理解した東は早速、財前を呼び出し、査問教授会に出席すよう命じる。
ショックを受けた財前に、医局長の佃(片岡孝太郎)は、東に進言したのは里見であると告げる。財前はすぐに里見に電話をかけクラブ・アラジンで会う約束を取り付ける。
愛人のケイ子(黒木瞳)のいるアラジンで、財前は里見に詰め寄った。「君のせいで査問にかけられる」。だが、里見は意に介す様子もなく、「丁度良かった、その件で、教授会に真実を報告しようと思っていた」と正義漢振りを発揮する。財前は土下座して報告書の提出をしないように懇願するが、里見は説を曲げることなく「闘っているのは君だけじゃない」と去って行く。その様子を見ていたケイ子は「里見さんの方があなたより上手ね。でも、あなたが成り上がるところでも、溺れるところでも見てみたい」と言うのだった。
家に帰った財前は、少しく不安気で荒れた様子を見せる。妻・杏子(若村麻由美)は、教授選にからむ何かがあると見て、翌日、東教授宅へあいさつに出向く。フランスパンの手土産に対し、政子は「うちはご飯党、パンは食べない」とけんもほろろの応対である。だが杏子もひるむことなく「次は新潟のお米をお持ちします」と玄関に残った佐枝子に言い放つのであった。
岩田たちの地区医師会は、鵜飼を招いて講演会を開いた。財前の査問を知っていた岩田、又一は、鵜飼を祭り上げる。終了すると、岩田と又一は、又一の愛人の料亭・扇屋に鵜飼を誘い、小宴を催した。控えの間には財前が一人様子を窺っている。鵜飼は、又一に「あの絵はお返しする」と切り出したが…。

「白い巨塔」3話の無料動画




「白い巨塔」第4話のあらすじ

「ユー&アイ製薬」のやり手営業ウーマン・加奈子(木村多江)が、いつものように浪速大学に現れ、財前(唐沢寿明)や里見(江口洋介)に、新抗がん剤の売り込みをかけていた。財前は加奈子を振り切り、東(石坂浩二)の部屋に入った。部屋には関西財界の大物である大興建設社長・五十嵐(大林丈史)がすわっていた。五十嵐は、食道の腫瘍で東を介し、財前の手術を希望していた。いわゆる「特診」である。上がる一方の財前の名声に、東は不愉快さを隠さなかったが、財界のご機嫌を損ねるわけにはいかない。渋々、財前を呼んだのだった。財前は、あくまでも東を立て遠慮するような素振りを見せながら、内心、まんざらでもなかった。
財前が手術のことで医局長の佃(片岡孝太郎)に指示を出し終えると、佃は次期教授選の心配を口にする。佃は、東が東都大学の船尾教授に頻繁に連絡を取っていると言うのだ。その場を離れると、里見と加奈子がいる。加奈子が財前と里見の仲を茶化そうとした、その時、加奈子は突然昏倒した。
里見が加奈子を診療すると、胃から肝臓、肺に転移した末期のがんであった。
そのころ、財前は、五十嵐の診断をしていたが、東派の金井講師(奥田達士)に手術スタッフから外れるよう指示していた。そちらに掛かりきりの財前は、里見からの加奈子の治療に関する相談を無視した。
芦屋のあるホールで、浪速大医学部の教授婦人会「くれない会」の総会が開かれていた。この日は役員改選が議題である。東の妻・政子(高畑淳子)は、鵜飼医学部長の妻・典江(野川由美子)の続投は堅く、当然、現副会長である自分も再任されると信じて疑わなかった。だが、予想通り会長に再任された典江は、副会長に医学部付属病院長の則内(田中主将)の妻・喜久子(橘ユキコ)を指名した。青ざめる政子であった。政子は、医学部内での権力構造がそのまま転写されるくれない会の常ゆえ、まもなく定年を迎える自分の夫の力が衰えていることを痛感するのであった。
里見の熱意に負けた財前は加奈子の診断に参加したが、手の施しようのない状態ゆえ、外科的治療は意味ない、手術は出来ないと、里見に断言する。里見は「誰かを救うためには誰かを切り捨てるのか」と食い下がるが、財前は「外科は治る可能性のある患者を優先的に救うのであり、大学病院も限られたベッドの中で出来るだけたくさんの患者を救うのが使命だ」と突っぱねる。
東の不穏な動きを心配した財前は舅・又一(西田敏行)に相談する。アラジンに現れた又一は「奉公が報われるとは限らない。結局は金だ。金ですべてを手に入れるのだ」と、財前とケイ子(黒木瞳)の仲を探りながら裏の方法を示唆する。
家に帰った政子は、夫の政治的手腕の貧困さを痛罵し、次期教授選びでもきちんと自分のことを考えて動けと発破を掛ける。東は、船尾が推薦してきた候補二人の履歴書を見せ、話を進めている様子を見せる。政子は即座に「迷う必要はない」と言い放った。「佐枝子のことを考えれば決まることです。独身は菊川さん一人だけでしょう」。政子は佐枝子(矢田亜希子)の結婚相手として菊川を選任せよというのだった。別室でこのやり取りを聞いていた佐枝子はやるせなく扉を閉めた。
五十嵐の手術が始まった。見学室には東と金井がいる。東は金井が手術助手に入っていないことを訝る。「佃君では経験が浅い。本来なら君がやるべきだ」とし「財前君は腕に溺れている芸人である」と思うところを語ったその時、金井が声を上げた。五十嵐の腹腔に大量な出血が始まったのだ。鳴り響く警告音。焦る助手たち。そして…。

「白い巨塔」4話の無料動画




「白い巨塔」第5話のあらすじ

特診患者・五十嵐(大林丈史)の手術を成功させ、その報告のために東教授(石坂浩二)の部屋に入った財前五郎(唐沢寿明)は、見知らぬ男が座っていることを不審に思った。教授選を前にした東の態度に不信感を抱いていた財前は、不躾にその男に挨拶する。財前の感じた通り、男は東が自分の後継にと白羽の矢を立てた心臓外科の若き権威・石川大学助教授・菊川(沢村一樹)であった。財前は、教授選に向け不安と緊張を募らせた。
財前はその足で里見(江口洋介)の部屋に向かった。菊川のことを調べるためである。研究熱心な里見は、菊川のことを知悉しており、財前を驚かせる。だが、里見の抱える問題は、教授選ではなく、末期ガンと判明した製薬会社社員・林田加奈子(木村多江)の延命治療のことであった。
東家の夕食に招待された菊川は、「財前助教授のいるところへ割り込む勇気はない」と、教授の椅子を固辞する。東は更なる説得を試みるが、割り込んできた政子(高畑淳子)に、佐枝子(矢田亜希子)との結婚をにおわせた話で邪魔をされる。それを聞いていた佐枝子は冷ややかに目を伏せるのだった。
財前はその夜、ケイ子(黒木瞳)のマンションに足を運んだ。菊川の話を聞いたケイ子は「面白くなってきた」と微笑み、「私が扱うのはお酒、あなたは命。それだけの違いでサービス業としては似たようなものね」と財前を刺激する。
里見は、加奈子の件で病理学の権威・大河内教授(品川徹)のドアを叩いた。病理検査から抗がん剤治療の可能性を探りたいという申し出に、大河内は「それこそ医学の根本だ」と里見を頼もしく見る。
全快した五十嵐の退院の日、五十嵐は医局スタッフに商品券を配りながら、財前に「感謝の気持ちを表したい。第一外科に研究費として1億寄付する」と申し出る。「君の顔も立つだろう。好きなように使いなさい」と付け加える五十嵐の手を笑顔で握りながら、財前は一考を案じた。
財前は、鵜飼医学部長の部屋を訪ねた。「第一外科で独り占めする額ではないので」と切り出し、「医学部創立120周年の基金にしたい。記念式典の場で発表すれば部長のお顔も立つのでは」と鵜飼の顔色を窺う。鵜飼は「恩を売る気か」と財前の意図を詮索する。だが、財前は「もはや部長におすがりするしかありません」と捨て身で言い放つ。鵜飼は「見返りを要求されても困る」としながらも「教授選の選考委員を僕の派閥で固めるくらいなら…」と条件を提示する。待ってましたとばかりに財前は頭を下げるのであった。
そんな財前が大河内に呼び出された。部屋に入ると里見がいる。加奈子の件であった。大河内は、加奈子の抗がん剤治療は難しいと結論を出す。財前は「言った通りだ」と里見に勝ち誇るが、里見は「オペで主病巣だけ摘出すれば延命できる」と譲らない。財前は「オペで2、3カ月、延命の可能性はありますが、確実に助かる患者を優先したい」と言い捨て、大河内の無言をいいことに部屋を出る。大河内は「医者の本分を忘れておる」と里見に聞こえるように一人ごつのであった。
前は、舅・又一(西田敏行)と教授選参謀格の地区医師会長・岩田(曾我廼家文童)の待つ扇屋に座った。医学部に詳しい岩田は、選考委員会の教授6人を押さえることが重要だと言う。又一は即座に“実弾攻撃”の準備を始めた。
豪華なホテルで「浪速大学医学部創立120周年記念会」が始まった。新旧の教授や来賓が数多く招かれ、現役教授が上座に座る。五十嵐が登壇し「私がここにいるのは財前教授のおかげ」と基金への寄付を発表。大いに盛り上がる。ただ東だけは財前を一顧だにしない。
そんなころ、里見は加奈子に正直に病状を話していた。不安と悲しみで感情を爆発させる加奈子は「その時、里見先生がそばにいてくれますか。信じられる人に看取られたい」と懇願し、里見は「最後まで私が看ます」と約束する。里見はその足で大河内に「大学病院の本来の目的から外れるかもしれませんが、林田さんを最後まで診たいと思います」と報告。大河内は「支持するよ」と温かく声をかける。
佐枝子は、パーティ会場で倒れた政子を大学病院に運んだ。診察したのは里見であった。里見の的確な治療で政子は事無きを得たが、佐枝子は里見も妻の美知代(水野真紀)もパーティにいなかったことを尋ねた。「二人とも好きじゃないんで」と言葉少なに語る里見に佐枝子は惹かれて行く。
教授選考委員を決める教授会が始まった。自分の思惑に沿わせようと案件を速攻で進める鵜飼だったが…。

「白い巨塔」5話の無料動画




「白い巨塔」第6話のあらすじ

浪速大学医学部教授会で第一外科教授の選考委員選びが行われていた。31票のうち最多数を獲得したのは、鵜飼部長(伊武雅刀)でも東教授(石坂浩二)でもなく、謹厳な学究派で知られる病理学の大河内教授(品川徹)であった。大河内は醜い学内の派閥争いや権力闘争に業を煮やし出馬表明したのであった。大河内はそのまま選考委員長に就任した。財前にとっては、東肝いりの菊川石川大助教(沢村一樹)に並ぶ障壁となりそうだった。
足元を固めるべく、財前は、医局長の佃(片岡孝太郎)に、東が菊川を推していることを仄めかして佃の不安をあおる。佃は、他大学の教授が自分たちの上に降りてくるなど許せないと、財前の思惑にまんまと乗るのだった。
東の教授総回診が始まった。いつものように東は慇懃に財前を牽制する。「ニューヨークのがんセンターの講師にならんかね」。「ありがたい言葉ですが、私は浪速大に骨を埋める所存です」。こんなやり取りに医局員は緊張した。と、その中から新人の柳原(伊藤英明)が東に駆け寄った。「尊敬する財前先生は第一外科に必要な方です」。佃や安西(小林正寛)があわてて引き戻した。憮然とした東は財前に「今のはなんだ」と問う。すぐに佃が引き取って「監督不行き届きでございました」と謝るが、東は「百年早いと教えておきなさい」と去るのだった。
そんなころ、里見(江口洋介)も内科の総回診に臨んでいた。鵜飼部長は、転院しているはずの末期がん患者・林田加奈子(木村多江)に気付き、加奈子の前で里見をなじる。里見は「最後まで引き受けたい」と鵜飼を追う。鵜飼は「まるで私が悪者のようだが、ベッドの空きを待っている患者にとっては君が悪者だ。私の方針に従えなければここを出て行ってもらう。私が教授で君は助教授だ」と厳しく叱責するのだった。
東の家では、佐枝子(矢田亜希子)が、政子(高畑淳子)の急病を救ってくれた里見に礼を言ってくれと、東に願い出ていた。だが、東も政子も、そんなことは眼中になかった。教授選が最大の関心事なのである。佐枝子は思い余って「お父様は不幸です」と言い放ちその場を去る。娘の情緒不安定な様子を訝る東に、政子は「里見先生が原因かも。妻帯者だから厄介です」と佐枝子の心の動きを見抜いていた。
里見は、加奈子に終末治療を施す決心と苦悩を大河内に吐露していた。大河内は「医学に答えはない。何度でも石を投げるしかない。互いに頑張ろう」と教授選を視野に入れて激励する。が、そのころ、加奈子は、鵜飼に意を含まれた竹内(佐々木蔵之介)に「うちの病院には順番を待っている患者さんがたくさんいます。出て行ってください」と申し渡される。加奈子は病室の闇を見詰めた。
徹夜明けの里見が昼前に自宅に戻ると、家の中から佐枝子が顔を出した。三知代(水野真紀)に会いに来ていたのだ。その時、玄関のベルが鳴った。息子の好彦(片岡涼)が玄関口に出て戻って来た。「お父さん、財前さんだって」。驚き訝る一同。玄関先で辞すると言った財前は、佐枝子がいると知ると中に入って来て「ご恩は必ずお返しするとお伝えください」など殊勝な挨拶をし始める。里見は「外に出よう」と財前を促した。
財前は「君の熱意に負けた。林田の手術をやろう」と切り出す。だが「その代わり、大河内教授との間を取り持ってくれないか」と続けるのであった。里見は無言で聞いた後「そんな条件には応じられない。取引のために末期治療しているわけではない」ときっぱり断った。財前は「なら医者を辞めろ。君だって金をもらって診療している。特別な顔をするな」と里見の理想主義を厳しく糾弾するのだった。
美和子と佐枝子は、互いの父親が置かれた運命的な状況について話をしていた。と、そこに電話が鳴った。林田が自主的に退院したという連絡だった。
里見と財前は病院に向かった。竹内が出て来て言う。「すぐ退院するときかなくて。里見先生には会いたくないとのことだったので…」。里見は加奈子を追った。バスを待つ加奈子を見つけた里見は「なぜですか」と問う。「里見先生に迷惑をかけたくないんです」。里見は「あなたに会って、患者を選ぶことに疑問を抱きました」としか答えられなかった。加奈子は「少し救われました。先生こそ頑張りすぎちゃ駄目」とバスに乗り込んでいった。里見は財前に「俺は彼女を苦しめたのか」と問った。財前は、その問いに肯定した後「悩んだって患者のためになるとは限らない。そんな簡単じゃない。だから僕は確実なものが欲しいんだ」と自分に言い聞かせるように答えるのだった。
6人の委員による第1回教授選考教授会が始まった。ここで一人の名前に絞られれば、本教授会の投票は信任となる公算が大きい。財前や医局員たちが緊張している。委員長の大河内はまず具体的な選考基準を決めていこうと提案した。財前を推す鵜飼と葉山(渡辺憲吉)、東に因果を含まれた今津(山田明郷)は、意見が割れ、会議室には沈黙が流れる。それを破ったのは大河内のある提案であった。それを聞いて鵜飼と東は絶句した。

「白い巨塔」6話の無料動画




「白い巨塔」第7話のあらすじ

財前五郎(唐沢寿明)は、ケイ子(黒木瞳)のマンションで、教授選考委員会の結果を待っていた。だが、佃医局長(片岡孝太郎)からの連絡は、教授選が財前推薦でまとまらず、大河内教授(品川徹)の発案で全国公募になったという予期せぬ結論であった。財前は動揺した。
その夜、東(石坂浩二)は家に菊川(沢村一樹)を招き、最後の意思統一を行っていた。菊川は「名前が挙がる以上、敗れるわけにはいかない」と強い調子で東に念を押す。政子(高畑淳子)は、そんな緊張はお構いなしに、佐枝子(矢田亜希子)の結婚相手として菊川の気を引こうと躍起である。そんな茶番に呆れた佐枝子が廊下に出ると、玄関のチャイムが鳴る。その主は財前だった。
菊川を応接間に残して、東が玄関に応対に出た。財前は、東が行う予定の肺の手術に助手として参加させてくれ、と、懇願する。「おそらく助手につく最後のチャンスと思います」と財前。東は意図を量りかねながらも、断る理由を探せなかった。
2週間後、東のオペに財前は助手として参加した。一糸乱れぬ師弟の見事な手際に、金井(奥田達士)や佃、安西(小林正寛)は目を見張る。
同じころ、里見(江口洋介)は、動物実験の満足行く結果に喜んでいた。が、研究室の誰も手伝おうとしない。竹内(佐々木蔵之介)ですら、「里見先生を尊敬しますが、鵜飼部長に睨まれるわけにはいきません」と部屋を出て行くのだった。竹内が持ってきた郵便の中に静岡の病院からの封書があった。里見は緊張した。果たして、その病院へ転院した加奈子(木村多江)が亡くなったことの連絡であった。里見はすぐに鵜飼(伊武雅刀)に報告し、「末期患者の受け入れについて考え直してくれ」と申し入れる。鵜飼は「説はもっともだが、大学病院の使命ではない。君こそ研究に精を出してくれ」と聞き流し去って行くのだった。
そんなころ、杏子(若村麻由美)は、鵜飼の自宅へ典江(野川由美子)を訪ねていた。忙しい振りをする典江は「挨拶を」と申し出る杏子の風呂敷包みに目をやりながら、渋々の素振りで招じ入れた。風呂敷の中身は高価な辻が花の反物である。典江は慣れた様子でそれを受け取りながら「宅が心配しておりましてよ」と、クラブ・アラジンのマッチをさりげなく杏子に渡すのであった。
手術が終わった東は、財前の意図を探ろうと、一杯誘う。財前は『待っていた』とばかりに承知する。二人はアラジンへ向かった。ケイ子が席を立ったのを見計らい、東は財前に「なぜ助手についた」と質し、「教授にしてくれと素直に僕に頼めんのか」と直截に詰問する。
同じころ、里見は病院に残って研究を続けていた。電話が鳴る。佐枝子からであった。佐枝子は、自分の縁談成就を焦る母・政子が里見と自分の仲を怪しみ、不快な電話を掛けるかも知れないと、里見に伝える。静寂が流れたその瞬間、研究室に財前が入ってきた。里見は慌てて佐枝子に別れを告げ、財前に向き合った。
酔った財前は「助けてくれ。大河内教授との間を取り持ってくれ」と懇願する。里見は無視して研究を続ける手を休めない。諦めて立ち上がる財前に里見は背中越しに言った。「信念があるのなら誰にでも堂々と会えるだろう。自分で行け」。財前は少なからず衝撃を受けながら、黙って里見の部屋を後にした。
数日後、ケイ子の部屋に杏子が現れた。杏子はすぐに切り出した。「しばらく主人と会わないでください。教授になったら、またお貸しします」。熱い視線が交じり合い火花を散らした。
医学部では2回目の教授選考委員会が開かれた。全国から推薦された10人の教授候補の名がボードに書かれていて…。

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「白い巨塔」第8話のあらすじ

「教授にはなりたくございません」…財前五郎(唐沢寿明)は、教授選考の大きな壁になっている大河内教授(品川徹)の琴線に触れようと、芝居掛かった直訴に及んだ。熱弁を振るう財前を、大河内は、相槌一つ打たず黙って見据えるだけである。と、そこへ里見(江口洋介)が入ってきた。大河内は財前への態度とは打って変わって「実は市民講座の講師を引き受けてくれ」と滑らかに切り出す。「意義あることだと思うが…気が進まんなら辞退したまえ」。まるで財前を諭すように里見に話しかける。自分の意図を見透かされた気がした財前は、里見に「先生の勧めに応じるべきだ」と助言し、「先生、有難う御座いました」とその場を辞した。里見は、「彼の言を気にするな」という大河内の言葉を聞きつつも、生真面目に次の日曜の講座講師の仕事を引き受けるのだった。
その日曜は里見の息子・好彦(片岡涼)の誕生日であった。美知代(水野真紀)は好彦がなついている佐枝子(矢田亜希子)を誕生パーティに招待しようと電話をかけた。だが、佐枝子は、里見への思いが招きうる様々な問題を思うと、これ以上里見家に深入りすることにためらいを覚えていた。佐枝子は論文執筆を理由に誘いを断った。佐枝子が電話を切ると、東(石坂浩二)が戻って来た。疲れきった東は、政子(高畑淳子)に「教授選が招く不幸はあなたが生んだ」「菊川は大丈夫か」「退官後の行き先は」と遠慮なく畳み掛けられるのであった。
家に帰った財前も、杏子(若村麻由美)から無神経な言葉を浴びせ続けられていた。「花森ケイ子さんに会ってきたわ。しばらく会わないでって言ったの」。たまらぬように財前は家を飛び出した。
財前の行き先は、鵜飼(伊武雅刀)、又一(西田敏行)、岩田(曾我廼家文童)らの待つ「扇屋」であった。最後の票読みである。又一は岩田の「18票」という数字に愕然とした。もっと圧勝の数字が報告されると思っていたのだ。問題はやはり大河内が持つ基礎医学の15票である。鵜飼は、財前が大河内に直訴したことをなじりながらも、葉山教授に最終的な票固めを依頼した。焦る又一は「いくらいるのか」と相変わらず直接的な表現をする。岩田が「教授選はもっと品格が必要なんだ」と皮肉ると、又一は臆すことなく「そんな一文にもならんものまで欲しがるとは、先生方の方がよっぽど欲張りですな」と煙に巻くのだった。
そのころ東家でも票固めが行われていた。今津(山田明郷)が基礎の教授に会って菊川の運動をしてきたのだ。今津も17から19票は固いと踏んでいた。
扇屋を出た財前は「アラジン」に向かった。そこには医局の佃(片岡孝太郎)、安西(小林正寛)、柳原(伊藤英明)がそろっていた。若手の結束と意思統一を図ろうという算段だった。ただ財前は、ケイ子(黒木瞳)のよそよそしい態度の方が気に掛かった。
同じころ里見は、講演会に行く準備をしていた。好彦は自分の誕生日に仕事を入れた父に対し不満である。また、政子のいない東家には、東都大の船尾(中原丈雄)と菊川(沢村一樹)が訪問していた。船尾は、教授選の最後のツメを確認するとともに東の退官後のポストを提示に来ていたのだ。菊川が遠慮して学会に出向くと言うと、佐枝子が送りに出てきた。佐枝子の気持ちを察した菊川は「私も結婚する気などない」と先回りする。さらに「あなたの方が古い人間だ。」と喝破する。
里見は市民公開講座で講演していた。後ろの立見席に財前とケイ子がいる。財前は自分に問うように言う。「患者と医学のためにだけ力を注ぐとう人間がいるのか。嘘じゃなきゃ、俺は困るんだ」
里見が講演を終えると楽屋に佐々木よし江(かたせ梨乃)が飛び込んで来た。夫の調子が悪いと言う。里見は病院に連れて来るように伝えた。
数日後、よし江と夫・庸平が診察にやって来た。その日は教授選の最終日でもあった。里見が庸平を検査すると、果たして食道がんである。里見は、財前の判断を仰ぐようにと竹内(佐々木蔵乃介)に命じるが、案の定、財前は留守であった。そのころ財前は母・きぬ(池内淳子)に仕送りの電話をかけていた。「お前は立派になったよ」と言うきぬに、財前は「まだ、もっともっとと思ってるよ」と天に向かって手を伸ばすのであった。
教授会31名の投票が始まろうとしていた。と、突然、東が立ち上がって口を開いた。その発言にそれぞれの思惑と表情で場内が粟立つ。

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「白い巨塔」第9話のあらすじ

教授選投票を突然棄権するという東(石坂教授)の“奇行”で教授会は騒然となった。意図を図りかねるまま教授会は投票に進行した。財前(唐沢寿明)は、その“事件”を里見(江口洋介)が持ち込んできた食道がん患者・佐々木庸平(田山涼成)の診療中に、佃(片岡孝太郎)の連絡で知った。財前は、庸平を放り出し診察室を飛び出した。庸平の妻・よし江(かたせ梨乃)は、その人を人とも思わぬ態度に大きな不安と不信感を抱いた。外に出た財前は、東の態度に感心する佃を「俺を陥れるために仕組んだ芝居じゃないか。騙されるな」と罵倒した。
果たして投票の結果は混沌を極め、財前12票、菊川(沢村一樹)11票、野坂(山上賢治)らが押す葛西が7票と、3候補とも過半数を割り、翌週の決選投票に持ち越されてしまった。医局員たちは予定外のこの事態に慌てふためき混乱した。財前の「自分に出来ることは何か、落ち着いて考えてくれ」という含みのある指示に、佃は一人何事か思うのだった。
東、財前両陣営とも野坂派の突き崩しを画策した。東は参謀の今津(山田明郷)を呼び「もう一芝居打たねばならんだろうね」と思案する。一方、扇屋に集まった財前派は、又一(西田敏行)が、「野坂派を馬鹿にしたツケや。どなたかの政治力も財力も当てに出来まへんな」と、鵜飼(伊武雅刀)、岩田(曾我廼家文童)に嫌味を露にしながら、まるで敗北したように騒いでいた。そこへ財前がやって来た。「東にしてやられた。一巻の終わりや」とわめき散らす又一に対し、財前は「ここで諦めたら、あなたの欲しかった名誉も手に入らず、ばら撒いた金も無駄になる」と諌める。鵜飼、岩田も頷き、財前は不敵に笑うのだった。
その夜、医局では佃が、安西(小林正寛)と柳原(伊藤英明)を「菊川のところへ一緒に乗り込んで辞退を要請しよう」と誘っていた。柳原は「フェアじゃない」と腰が引けるが、安西は佃の迫力に負け、その無茶な案に付き合うことにした。その時、医局のドアが開き里見が現れた。財前に渡す佐々木の資料を持って来たのだ。柳原に温かい言葉をかける。
その時、財前はアラジンでケイ子(黒木瞳)と飲んでいた。そこへ、財前を訪ねて佃と安西が現れた。菊川に直談判に行くことを報告に来たのだ。財前は表向き止めるのだが、底意は逆である。「好意は嬉しいが…、だがそこまで思ってくれるなら止められん。無理はするな、僕は聞かなかった事にする」と結果煽るのであった。
佐々木の診断の日である。財前は、佃、安西が、菊川のいる金沢へ向かうための虚偽の病欠であることを知りつつ、柳原を助手として付け、診断に向かう。弁当屋の店主である庸平は仕事一途の人間で外科医・財前の登場にひるむ。財前はそんな様子を無視し、即座に食道がんと判断、里見に手術を言い渡す。財前が去った後、里見はそれを受けて、よし江に診断や手術を説明するが、よし江の財前に対する違和感はさらに増していた。
佃と安西は雪がちらつく金沢・石川大に到着、菊川を訪ねた。二人は単刀直入に候補から降りるように申し入れた。菊川は、二人の都合のいい言い分に、怒り心頭に至り「僕がどれだけ自分を抑えているか分かるか」と叱責する。だが佃らもひるまず「万一、先生が教授になられても一切協力しない」と脅すように言い放ち出て行った。菊川は、すぐさま船尾(中原丈雄)に連絡した。
そんな夜、東の専用車には、東と今津、野坂が乗り込んでいた。話の見当のついている野坂は「7票を回せと言われても困る。私は白票を投じる」と清廉なことを言う。だが、東は構わず「本題は、あなたが日本整形外科医学会の理事になる気があるかという話だ」と持ち出した。野坂は「私は学者としての将来を考える人間だ」と不敵に微笑む。
が、東は帰宅して掛かってきた船尾の電話に驚いた。佃、安西の話だ。「どんな教育をしているのだ」と船尾の怒りは収まらない。東は絶句する以外すべがなかった。
なんと野坂は東と別れた後、扇屋にいた。目の前に座っているのは、又一、岩田のコンビである。表向きの話題は、医師会の講演であったが、野坂の「テーマは?」という問いに答えとして出てきたのは、札束であった。500万円が6束、1000万円が一束。7票分である。断る野坂に「ほな、何で来られたんです?」という真意を見透かした岩田の問いに絶句する野坂であった。
翌朝、東邸に船尾が勢い込んで乗り込んできた。「菊川君は辞退すると言っているが、させません。私の面目が潰れます」と興奮している。「あなたの交渉では不安だ。甘い」と、東を無能扱いし、野坂派の各教授に名誉職ポストを次から次へと用意し手帳に書き込んで行く。そそくさと船尾が帰った後、東は、何かが切れたように荒れ、玄関脇の鉢植えに当り散らすのだった。あまりの様子に佐枝子(矢田亜希子)が病院まで送ることになった。
佐枝子はついでに里見の部屋を訪ねた。佐々木よし江が遠慮がちに入ってきた。財前がまともに診てくれないのでは、と訴えるのだった。
そのころ財前は、東の部屋に呼び出されていた。佃たちの件の責任が財前にあるのでは、という責めであった。財前は知らぬ存ぜぬを通したが「東先生が私を否定するために棄権したと、医局は殺気立っている」と東の気持ちを逆なでする。カッとした東は「言葉を慎め」と激昂する。財前は「申し訳御座いません」と悪びれる様子なく平然と頭を下げるが…。

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「白い巨塔」第10話のあらすじ

財前(唐沢寿明)の手兵とも言うべき医局員たちの教授選辞退を求める「菊川直談判」という蛮行に、鵜飼(伊武雅刀)も不快感を隠さず、又一(西田敏行)らのいる夜の席で財前を問い詰めた。しかし、財前は諦めてはいなかった。「今さら困ります。支持すると言われたからこそ、舅は何千万も使った」と脅しとも取れる言葉を繰り出し、「不愉快だ」と立ち上がる鵜飼に、今度はすがりつき、さらに土下座し「どうかお助けください」と泣き落とす。
翌日、教授選の最終投票が始まった。案の定、清廉で鳴る大河内教授(品川徹)が「今回ほど不正の気配がする選挙はない。厳正なる判断を」と発言する。低くざわめく会場。鵜飼は平静を装い投票開始を宣言した。
開票が始まる。財前は授業を行い、里見(江口洋介)は診察し、ケイ子(黒木瞳)は口紅を引き、菊川(沢村一樹)は論文を書き…それぞれの時間が過ぎて行く。
里見が財前に頼んだ佐々木庸平(田山涼成)は手術嫌さに、帰る帰らないの駄々をこねて、よし江(かたせ梨乃)や庸一(中村俊太)を困らせていた。里見が、手術が遅れていることを財前に問い質すと、財前は年内最後の診療日、26日に行うとすでに決定していた。その日は東の退官日であった。
佐枝子は久しぶりに三知代に会った。佐枝子は「里見さんのように地位や名誉にこだわらないことが羨ましい」と言う。だが三知代は「私は地位や名誉を求める気持ちが分かる気がする」と言う。「その方が生きやすいからよ。私は平凡だから時々楽をしたくなるの」。
手術日が迫っているというのに、庸平が手術同意書にサインをしない。困った柳原が財前に助けを求めてきた。ぐずぐず腹の決まらない庸平に財前は「端的に申し上げます。死にたくないのなら手術をしなければなりません」。それでも黙っている庸平。柳原がさらに説得しようとして、X線写真に目を落とす。柳原が黙った。
部屋に戻って財前が柳原を叱る。「この程度の手術で同意書がもらえないとは…」。柳原が写真の肺に写った影が気になると言うと、「炎症性変化である」と決め付けた。それでも「胸腔鏡で組織検査を」と食い下がる柳原に対し、「転移ではない。胸腔鏡手術をすると体力を消耗するだけだ。君はがんを放置するつもりか」とピシャリと諌めた。その様子を看護士の君子(西田尚美)はじっと見ていた。
財前が庸平の手術準備をしているとX線写真を手に里見がやって来た。柳原と同じことを言い出す。財前は「越権行為だ」と請合わず、手術を強行する。

「白い巨塔」10話の無料動画




「白い巨塔」第11話のあらすじ

年が明けた。第一外科の教授席には、夢をかなえた財前五郎(唐沢寿明)が威厳をたたえ充実した面持ちで座っている。第一外科はあっという間に財前体制に切り替わったのだ。財前は、ポーランドで開かれる国際外科医学会に招かれ、その準備に忙殺されていた。財前が執刀した患者の佐々木庸平(田山涼成)は、手術の成功を妻よし江(かたせ梨乃)や長男庸一(中村俊太)と喜んでいた。里見(江口洋介)も財前の力量に感嘆していたが、庸平のセキに少なからず疑念を抱きはじめた。里見は庸平担当の柳原(伊藤英明)を呼び、財前に報告するように指示した。
財前は、婿の教授就任で大喜びする又一(西田敏行)の医院で柳原からの電話を受けた。財前は柳原の浅薄な行動に苛立ちながら、庸平の容態変化について「術後肺炎であり抗生物質で叩け」と自信たっぷりに指示し、柳原の横に里見の存在を知って、露骨に不快感を表す。
そのころ東は庭の手入れをしていた。佐枝子(矢田亜希子)が一向に決まらない就職活動から帰ってくる。政子(高畑淳子)が声高に東と佐枝子に嫌味を言う。だが東は「財前君が勝ったかは、これからを見なければ分からない。ゆっくりと拝見しよう」と意味深につぶやくのだった。
財前は久しぶりにアラジンに足を向けケイ子(黒木瞳)に「マンションの頭金でも出してやるから便利なところへ移れ」などと権勢風をふかし、ワルシャワの学会に同伴するよう求める。ケイ子は、財前の自惚れと浮つきように、少なからず違和感を覚えた。
庸平の容態は刻一刻と悪化しているようだった。柳原は焦りを覚えていた。よし江は夫と柳原の様子に不安が募り里見に相談する。が、里見は立場上「外科を信用してくれ」と言うしかなかった。
豪華な見送りを受け財前は飛び立って行った。ポーランド・ワルシャワ空港に着くと、現地の案内をする業者の駐在員・諒子(奥貫薫)が待ち受けていた。財前は諒子に命じ、観光でなく公開手術を行う大学へ向かった。財前は学会会長のエマーソンに会い、手術スタッフと交流を持った。ここでは財前は日本を代表する名医であった。翌日の手術は慣れない環境の中、財前らしい完璧な執刀であった。後日行われた講演も見事なもので、偏屈で鳴るエマーソン博士をして「学会の名誉会員に推薦したい」とまで言わしめたのだった。
ホテルに帰ると諒子が「奥様がお待ちです」と言う。見るとケイ子であった。財前はメールボックスに入っていた里見からの「庸平病状悪化」のメールを削除し、自分の絶頂を肴に杯を重ね、ケイ子と唇を重ねた。
そのころ佐枝子は事務員募集の広告を出していた関口法律事務所の扉を叩いていた。だが関口(上川隆也)は「事務所をたたむから、バイトはいらない」と言う。関口は医療裁判の専門家で、敗訴が続き田舎に帰るというのだ。佐枝子は関口に、関口は佐枝子に興味を覚えた。
刻々と危険な状態に向かう庸平に、里見は財前にメールを打ち続けた。だが、財前は無視し続けた。と、ケイ子が帰国するという。二人は子供に混じってスケート遊びをし、ベンチに座る。ケイ子は「別れましょ」と唐突に切り出した。「これを言いに来たの」。無言が続き、財前は「分かった」と漏らした。
翌日、諒子が案内した「観光地」はアウシュビッツであった。「生き残り」の老人の案内で「医師による『人体実験』という名の大量殺戮」の現場を歩き、財前は人類の「負の遺産」を実感する。財前が展望台から収容所とガス室に別れる線路を見詰めている時、庸平は…。

「白い巨塔」11話の無料動画




「白い巨塔」第12話のあらすじ

財前(唐沢寿明)がポーランド出張から空港に降り立つと、財前の執刀後亡くなった庸平(田山涼成)の息子・庸一(中村俊太)が現れ「あなたに殺された」となじる。財前が落ち着いて庸一をかわすと、空港の外には里見(江口洋介)が待ち受けていた。里見は、庸平の亡骸が大河内教授(品川徹)により病理解剖され、食道がん手術は完全に成功しているが、死因は術前から存在したとみられる肺がんの転移による「がん性リンパ管症のための呼吸不全」と断じられたことを伝えた。が、財前は全く相手にせず病院へ向かった。
その晩、佐々木家では通夜が行われた。同時刻、扇屋では又一(西田敏行)や岩田(曾我廼家文童)、製薬会社役員らが集まっての財前帰国祝賀会が開かれた。その中で鵜飼(伊武雅刀)だけ目が笑っていない。財前を別室に呼び出し「亡くなった患者のこと、間違っても浪速大の名が傷つかないだろうね」と念を押す。財前は「落ち度はありません、ご安心ください」と鵜飼の不安を退けた。
翌日は庸平の葬儀である。財前は医局に寄り、佃(片岡孝太郎)や安西(小林正寛)らの留守中の労をねぎらっていた。金井(奥田達士)が庸平の死を報告すると柳原(伊藤英明)が必死の形相で声をかけてきた。財前が教授室に招き入れると柳原は庸平の家族に謝りたいと言う。財前は柳原をなだめる。柳原が、家族へ死因を説明したのが里見であることを明かすと、財前はさすがに激昂した。
佐々木家では焼香が始まった。その列に里見の姿があった。庸一やよし江がそれに気付いた。よし江はふらふらと里見に近寄り「お引取りください。浪速大学の方にはいらして欲しくありません」と言い放った。里見は仕方なくその場を去ろうとした。と、後からよし江が追ってきた。「財前先生は来られないんですか。何の挨拶もないんですか。うちの人は財前先生に殺されたのよ」。力なく帰る里見の背中に向かってよし江は「私、財前先生を…訴えます」と誓うのであった。葬儀が終わり、佐々木家に二人残されたよし江と庸一。庸一が口を開いた。「裁判やろう。親父の無念を晴らそう」。二人の心は強く一つになった。
よし江と庸一は、「訴える」といっても何をどうすればいいか見当もつかなかった。とりあえず警察に行くが、とりあえず医師会へ行く事だと助言され医師会に向かった。
そんなころ、東佐枝子(矢田亜希子)は医療裁判専門の関口弁護士(上川隆也)の事務所でバイトをしていた。関口は事務所を閉める予定だったが残務整理のために雇っていたのだ。佐枝子が閉める理由を訊くと、関口は裁判で負けた遺族の悲しみを共有できなくなったからだ、と言う。
案の定、よし江たちは弁護士にけんもほろろに門前払いされた。それではと、電話帳などで片っ端から弁護士探しを始めるのだった。
関口の事務所が粗方片付いたその時、ドアを叩くものがあった。よし江と庸一だった。「うちは閉めることに…」と関口が言おうとした瞬間、よし江が倒れてしまった。
2週間後、総回診中の財前のもとへ事務課の職員が血相を変えてやって来た。「先生、裁判所から証拠保全の連絡が…」。ざわつく医局員たち。財前は「予測の範囲だ」と一際冷静を装うのであった。

「白い巨塔」12話の無料動画




『白い巨塔』の再放送予定情報

『白い巨塔』は2003年10月9日〜2004年3月18日までフジテレビ系列で放送されていました。無料でみれる『白い巨塔』の再放送を待ち望んでいる方も多い大人気作品だと思うのですが、『白い巨塔』の地上波のテレビ再放送予定を調査した所、地上波での再放送予定は今の所ありませんでした。

「白い巨塔」公式サイト ✕ 再放送の予定なし
NHK ✕ 放送予定なし
日本テレビ ✕ 放送予定なし
テレビ朝日 ✕ 放送予定なし
TBS ✕ 放送予定なし
フジテレビ ✕ 放送予定なし

「白い巨塔」は山崎豊子さんの同名小説が原作となっており、4度目のドラマ化となる人気作品です。各回、視聴率は20%を超える高視聴率で話題となりました。また、2003年放送以降には台湾、中国、韓国など海外でも放送され、反響を呼びました。

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12月23日まで無料!

この記事について

著者: 株式会社 北九州シティFM

FM KITAQ
北九州市小倉北区に拠点を置く株式会社 北九州シティFMは、コミュニティFM放送局「FM KITAQ(エフエムキタキュー)」を運営しています。2004年の開局以来、地域のエンタメ情報、文化、音楽など、幅広いコンテンツを発信し続け、地域密着型の放送を通じて地域の活性化を目指しています。また、防災情報の迅速な提供を通じて、安全で安心な街づくりにも貢献しており、特に自然災害時には正確な情報提供に努めています。

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